銀座のクラブで

こう暑いと仕事後のビールが旨くて仕方ねぇ。
俺たちは土方の兄ちゃん達とは少し違うから、
仕事帰りに小さな居酒屋によって管を巻いて
帰る、なんてことはめったにしない。
職人の中でも紳士的なプライドを持って仕事を
しているからだ。
なぜなら、庭師の仕事は古くから伝わる、
日本の伝統職業だから。
ちょっと生意気かもしれないが、これまでの
歴史と、これからの歴史をつなぐ役目も担って
いると思って誇りを持ってる。
酒を飲みに行くのも銀座のクラブが多い。
職人のカッコでは行けないから、若い衆たちも
少しお洒落させてお店に行くようにしている。
お店探しは銀座クラブの専門サイトで探し、
俺が選ぶというよりは、若い衆に選ばせて、
そこに行くようにしている。
バニーガールのお店に行きたいとか、写真が
載っているから俺も元気出るよ。

銀座 個室

俺が酒を飲み始めたのが16歳頃だったから、
もう40年以上酒を飲んできている。
若いころはビールと日本酒だったが、最近は
焼酎だけあればいい。
大五郎のビックを買って毎夜晩酌を楽しんでいる。
うちのお客さんで明治から続く旧家に住む主人が
食事でもどうかと誘ってくれた。
誘われた酒の場は断らない主義なので二つ返事で
承諾した。
俺は銀座という街に縁がなかったので、この前
初めて銀座の地に足をつけた。
新しさもあり、古さもある。
何となく懐かしさを覚えた。
主人が紹介してくれたお店は、銀座の個室だった。
こんな俺でも銀座で個室といったら高級店だと
理解できる。一人2万くらいはするだろう。
だが、いつもと違う銀座の個室は心地よく思えた。
娘婿に聞いてみると銀座でも有名店だったらしい。